Ry0 Note

ガジェットレビューと技術メモ

Logicool MX MASTERのレビュー

デザインがかっこいい、持ちやすさもグッド

久しぶりに出たLogicoolマウスのフラッグシップモデル

M950が登場して6年たってやっとLogicoolのフラッグシップがアップデートされたということで、少々値段は張りますが購入してみました。 購入から開封、使用感、ちょっとしたトラブルについて書いていきたいと思います。

パッケージ

箱はこんな感じです。 購入時は13,910円ということで箱も高級感があります。

蓋が開くようになっており、マウス本体が確認できるようになってます。 この蓋も磁石が仕込んでありパカパカしないようになってました。

使用感

デザイン

デザインは高級感があります。 一番特徴的だなと思ったのは、マウスの底面の2つのくぼみ。 なにか意味があるのかと疑問に思いますが、接触面積を減らしているのでしょうか。 そもそもゴムシートが貼ってあるので、くぼんでいなくても接触面積は変わらない気がします。 でもかっこいいので。

何かに似てるなと思ったら、ダサいって言われて2015年のマシンにはなくなってきたようですがF1の天狗のノーズに似てますね。 流体力学的に理にかなったデザインをマウスにも利用するとは、さすがロジクール。

SmartShiftがやっぱり便利

SmartShiftと呼ばれるスクロールを通常のラッチの効いたスクロールと高速にスクロールを自動で切り替える機能がついています。 スクロールを回す力を加減するだけでこれを切り替えてくれるのでスクロールが長いwebページの閲覧などに重宝します。 スクロールの上部にあるボタンによってマニュアルでこれらを切り替えることもできます。

高速スクロールは今まで使っていたM705などにも実装されており便利に使っていました。 しかし通常スクロールと高速スクロールを上手く切り替えないと高速スクロールのままでは、スクロールの回転がなくなってきたときにふらふらと上下にかすかに回転し少々使いづらい部分もありました。 SmartShiftは高速スクロール減速時に自動的にロックが効き通常スクロールにシフトしてくれるので、そういったことが起きなくなりました。 MX Revolutionでこの機能が搭載されたようですが、ハード的に興味深い画期的な機構だなと思いました。

また後に書きますが、初めて届いたMX MASTERはこの機能がうまく機能せず初期不良の申請を行いました。 この一連の話もあとで説明します。

M705と比較

新しく買うまで使っていたM705と比較していきたいと思います。 M705も非常によいマウスで長い間使ってきたお気に入りのマウスです。 まず大きさを比較します。 MX MASTERのほうがひとまわり大きいです。

高さもMX MASTERのほうが高いですし、親指を添えておく場所があるので握った感じが全然違います。 またサイドボタンの位置がM705よりも後ろの位置にあるので、鷲掴みでマウスを握るひとにとってはボタンが押しづらい位置にあります。 そしてボタンが上下に配置してあるので、押し間違えることがあります。 M705から切り替えて慣れていないということもありますが、この点に関しては残念でした。

Logicool Optionの使い心地は?

スクリーンショットはMacのものですが、基本的なUIはWindowsとMacの変化はないです。 マウスボタンの設定項目はWindowsとMacに違いがありました。 Macに関してはサイドボタンの設定項目にコピーと貼り付けがなかったので残念です。

SmartShiftの感度も設定できます。

ゲーミング用マウスの付属ソフトまでとは言いませんが、もう少し設定項目があってもいいかなと思いました。 具体的には今使っているアプリケーションによってボタンの役割を変えることができたりすると非常に便利だと思います。 今後のバージョンアップに期待します。

初期不良の話

実は最初に届いたMX MASTERはSmartShiftがうまく効かないという初期不良がありました。 最初、購入先がAmazonだったので初期不良処理も簡単に済ませようと思って返品交換のリクエストを送りました。 しかし「お客様よりご連絡いただいた問題が初期不良に該当するということを判断できませんでした。」といった旨のメールが届きとりあってくれませんでした。 なのでロジクールに直接問い合わせることにしました。

このときロジクールのサポートをうけるためにはロジクールのアカウントを取得し、製品の登録が必要です。 このときにAmazonで購入時に一緒に箱に入っている納品書をコピーしてアップロードしているとやりとりがスムーズでした。

ロジクールのサポートチームとのやりとりの流れを簡単に示します。

  • 5/10 商品到着。ニヤニヤでマウスを使う。
  • 5/11 なんかおかしい、SmartShiftがうまく切り替わらん。Amazonに交換処理。
    すぐAmazonから返信来る「メーカーに直接問い合わせろやボケ」
  • 5/12 深夜にロジクールに連絡。同日夕方に「交換対応させていただきますので、連絡先よこせ」の返信。
  • 5/15 交換商品発送?特に問い合わせ伝票番号などの通知はありませんでした。
  • 5/17 商品到着。

ということでロジクールの交換処理は1週間かかりました。 やりとりも非常にスムーズだったと思います。 結論として、ロジクールの保証がしっかりしていますので「マウスが調子悪いぞ」となったらAmazonといった販売店に問い合わせるのではなく、ロジクールに直接言うのが一番良さそうです。 とはいうもののロジクールのカスタマーサポートのページは非常にわかりにくく、どこからいっていいのやらわかりづらかったです。

保証クレームの送信を希望します

おわりに

詳しくは触れませんでしたが、UnifyingとBluetooth2種類のワイヤレス接続に対応していて、また3台までペアリング情報を保存できるので複数のPCを行き来するときにマウスが一つで済むのでいいなと思いました。デバイスの切り替えも裏のボタンを1つ押すだけで素早く切り替わります。

あとUbuntuでも問題なく使用できました。もちろん公式でサポートしているわけではないので、「Logicool Option」は使えずボタンのカスタマイズはできません。 「EasyStroke」というアプリケーションを使って擬似的にボタンをカスタマイズすることは可能ですが、親指を添える部分にあるステルスサムボタンはアプリケーションの切り替えalt + tabに割り当てられており、反応してくれませんでした。

いろいろありましたが、無事に代替商品が届いてよかったです。 交換品は、初期不良品とは全く違うスクロール感でやはりスクロールの部分に欠陥があったようでした。 SmartShiftは便利なシステムですが、当然通常のマウスよりも複雑な機構になっているので、耐久性が少し心配です。