Ry0 Note

ガジェットレビューと技術メモ

カーネルアップデートしたあと最新のカーネルを削除する

アップデートをしたら突然(;_;)

カーネルアップデートしたらUbuntuが起動しなくなった

2015/7/11にUbuntuのLinuxカーネル 3.13.0-57にアップデートして再起動すると赤紫の画面のまま全く進まなくなったので、最新のカーネルを削除したという話です。
以下に書く操作は事態を更に悪くする可能性があります。責任はとれませんので参考程度にしてください。

まずは古いカーネルでUbuntuを起動

最新のカーネルでは起動しないため、GRUBの画面から「Adovanced options for Ubuntu」を選択して、どのカーネルからUbuntuを起動するか選択します。 ヘッダーの写真がカーネルの一覧の画像です。

今回は最新のカーネルの1個前のバージョンを選択すると、上手く起動してくれたためやはり最新のカーネルが私のPCの環境とマッチしていないっぽいです。 ですので、怖いですが最新のカーネルを削除することにしました。

今起動できたカーネルを確認

もし古いカーネルで起動できたなら下のコマンドで今起動しているカーネルのバージョンを確認します。

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uname -r
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3.13.0-55-generic

というように返ってきます。

インストールされているカーネルの一覧を取得

以下のコマンドで一覧を出力し、削除するカーネルを見定めます。

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dpkg --list | grep linux-image

問題のバージョンを見つけたら

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sudo apt-get purge linux-image-バージョン-generic

で削除します。私の場合、

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sudo apt-get purge linux-image-3.13.0-57-generic

このようにしました。そして最後にGRUBに削除したことを教えてあげます。

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sudo update-grub

これで再起動してうまく昔のカーネルで起動できたら成功です。

削除とか怖いからやりたくないんだけど

という人は以下のソフトウェアをインストールして、デフォルトで起動させるカーネルを選択することで、問題の最新のカーネルで起動することを回避できます。

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sudo add-apt-repository ppa:danielrichter2007/grub-customizer
sudo apt-get update
sudo apt-get install grub-customizer

Grub Customizerを起動して下の写真のように任意のカーネルバージョンを指定します。

設定を変更して、保存ボタンを押してアプリを閉じます。これで再起動して確認してみてください。

おわりに

微妙なバランスで成り立っていた自宅のUbuntuマシンですが、ついにこんなことになってしまいました。
とりあえず問題は解決しましたが、これ以降カーネルアップデートをする度にこんなことが起きると面倒だし、精神衛生上よくないですね。 もしかしたら最近グラボのドライバーをアップデートしたせいかな〜